2月11日は49回目の創業記念日。つまり、あと一年すれば半世紀という訳です。30歳で始めましたが、疲れはそれほど感じません。やる気も失っていません。ただ、海外に足を運ぶのが体力的に相当厳しくなっています。8時間以上飛行機に乗るのは拷問です。しかも、ウクライナ戦争によって南回りでヨーロッパに向かうには時間も資金もずっと掛かります。加えて今は途方もない円安のダブル・パンチ。でも、毎週お知らせする新着レコードや企画ものリストをご覧になれば、新たなレコードは決して切れていないことがお分かりになるでしょう。レコードの蓄えは十分にあります。海外の友人や取引先からは、三日と置かず耳寄りな情報が入ってきますが、皆、私と同じように年を重ねて、先のことに不安を感じているのです。一方、どこでも若いディーラー(業者)は育っています。  ヤーブルー・ハウスの店主ジョックはさすがに情報通でした。私の知っているディーラーの名が続々と出てきました。彼の話から、ロンドンやブライトンを中心に回っていた私には、中部イングランドがとても魅力に見えてきました。バーミンガムやマンチェスター。そしてノッティンガムやダービー。これらは、どこかの町に宿泊を続ければ、列車の便が良く、効率よくハンティング出来ることも分かりました。イギリスは正にレコード・コレクターの宝庫です。昔からオークションの国とは言われているので当たり前のことなのですが、十年も通って私は実感できました。この頃従業員の数も年々増え、店頭はいつも賑わっていました。ニ、三カ月の間に二週間海外に出掛けるのは決して良いことでは無かったのですが、海外買い付けに慣れてきた従業員も育っていたので少しは負担が少なくなりました。何よりもお客様の要望も多くなり、「今度はどちらにお出掛けですか」の声が多くなりました。