200回にも及ぶ海外旅行は、サイド・グレイやアラン・サンダースに始まり、多くの友人を得ました。30年も付き合っているケルンの友人トーマスからメールが届きました。面白いので紹介しましょう。英文から直訳したものです。  『あなたのウェブサイトを見ています。あなたが仕事を始めた頃のイタリアやイギリスでのレコード仕入れについてのいろいろな話を掲載したものです。グーグルでの翻訳は余り上手では無いのですが、おおよそ理解できます。あの頃はたくさんの冒険を経験したのですね。私がアメリカで最初の仕入れをしたのを思い出すと、地図とイエローページと広告だけが頼りだったものの、面白くて興奮したものです。人々と話をして、フリー・マーケットの情報を得るために手を尽くしたり、秘密にしたいようなことを耳にして喜んだりしました。ニューヨークの地下鉄での移動など正に冒険でした。スマートフォンがあれば何でも可能な現代ではなく、何事も直接当たって見つけ出す努力が必要でした。今は誰でもレコード・ハンティングが可能です。あなたは当時の先駆者の一人でした。北極点を目指したアムンゼンやスコットのように』。  大袈裟な文章ですが、お互いに同じような経験をした者には理解できるのですね。彼は、有名なケルン大聖堂を200メートル先に眺められる場所で開いていたレコード店を一昨年止めて、今は、残っているレコードを週末にライン川沿いで開かれるフリーマーケットで売っています。相変わらずアメリカへの買い付けに出掛けたり、年に一度は日本に来て東京を中心にハンティングを続けています。その時は私も出掛けて、道案内をしており、これをお読みになっておられる方の目に留まるかもしれませんね。